Kadoさんのブログ

日々のあれこれを綴ります

ARG「文化機関のためのウェブ」一覧

アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)の公式メールマガジン「ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)」に本年1月30日から連載が始まった、「文化機関のためのウェブ」を一覧にしてみました。分野を示すためにつけたNDC2桁の順に掲載しています。各「掲載…

小林昌樹『調べる技術』を読む

小林昌樹『調べる技術』皓星社, 2022.12日経書評でみて買った『調べる技術』、前半を読んだところで一度お休みし、本日後半を一気に読み終わりました。なるほどと目から鱗の情報が満載でしたので、まずは後半部分でいくつかメモしておきます(枝葉末節ですが…

『読んでいない本について堂々と語る方法』を読む

『読んでない本について堂々と語る方法』筑摩書房 2008『読んでいない本について堂々と語る方法』という本を知り図書館で借りて斜めにざっと読みましたが、なかなか面白かったけど結局世の中に出ている本を全て読むことは出来ないし、それは私だけでなく誰で…

最相葉月『証し』を読む

最相葉月『証し』(KADOKAWA 2022)日本全国135人のキリスト教信者へのインタビューをまとめた最相葉月『証し』の書評を読んだのは、2023年2月18日の日本経済新聞読書欄でした。すぐに近くの図書館に閲覧申し込みをしましたが、予約者が多く手元に来たのは4…

濱田美枝子・岩田真治『祈り』を読む

濱田美枝子・岩田真治『祈り』藤原書店 2021年歌人五島美代子について調べていて、この本に出合いました。第1部はNHKディレクター岩田真治による、美智子さまが折々に詠まれた御歌を紹介したもので、第2部が美智子さまと五島美代子の、和歌を通じた魂の交…

『傷つきやすいアメリカの大学生たち』を読む

『傷つきやすいアメリカの大学生たち』新聞書評で知ったこの本、図書館で借りて読んで納得し、Wikipedia英語版にあったので翻訳して出したら「新しい記事」に選ばれました。他のウィキペディアンの関心を呼んだのは嬉しいです。読書で付箋を貼った所をメモし…

井上郷子ピアノリサイタル#32を聴く

井上郷子ピアノリサイタル#32 井上郷子ピアノリサイタル#32■モートン・フェルドマン(1926-1987) ピアノ曲 1955 ピアノ曲 1956A ピアノ曲 1956B ■伊藤祐二(1956-) 偽りなき心II ピアノ版(2015/2022)日本初演 ■リンダ・カトリン・スミス(1957-) 白いレ…

ホセ・アンドレス『島を救ったキッチン』を読む

ホセ・アンドレス『島を救ったキッチン』2017年9月にハリケーン・マリアがカリブ海のプエルトリコを襲い、壊滅的な被害をもたらした。アメリカで複数の高級レストランを経営していたシェフのホセ・アンドレスは直ちにプエルトリコへ向い、数々の困難を乗り越…

仙台日帰りドライブ2023

2023年2月23日(木・祝) 7:21 出発。曇り空。 7:30 富ヶ谷インターから首都高へ(3.7km) 7:55 浦和で一般道へ出る。(35.5km) 左右は枯れた田圃。 8:06 神明町から国道4号へ。春日部バイパス。(41.1km) 市街が広がる。越谷春日部バイパス。右手を行け…

那珂湊から水戸へ2023

2023年1月1日 6:36 出発。空が白んでいる。外気温6℃。 6:43 天現寺インターから首都高へ(3.2km) 6:47 レインボーブリッジには初日の出を見る車が何台も。朝焼け雲が広がる。 6:51 辰巳ジャンクション。 6:55 京葉道路、葛西ジャンクションあたりで初日の出…

ジェンダーと音楽:『女性』作曲家作品によるレクチャーコンサート

「ジェンダーと音楽」レクチャーコンサートチューバの坂本光太さんから、女性作曲家の作品演奏会の案内がきました。ロベルト・シューマンの妻クララ・ヴィーク・シューマンは19世紀の作曲家ですが、ほかは現代日本の女性たちです。5曲のうちC.ヴィーク=シュ…

築地本願寺の法要

築地本願寺今日は一昨年亡くなった姉の追悼式が築地本願寺でありました。姉は献体を希望していたので、亡くなった日に病院へ送り出し、遺骨が戻ったのは今年の春でした。5月に家族で京都の寺に納骨しました。秋になり献体した東京医科歯科大学病院より、毎…

マイナンバーカードのはなし

マイナンバーカードって実情がよくわからないことがいろいろある印象ですが、河野太郎大臣のFBでの説明がわかりやすかったので、ここにメモしておきます。https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0SCNjfuJ5gkdjwJoq5ANcjxpdnhpT7kCxRq8FbxA…

尹伊桑『傷ついた龍』を読む

『傷ついた龍』未来社1981(版元ドットコムより)朝鮮に生まれ、ドイツに帰化した作曲家尹伊桑(ユン・イサン、1917-1995)が、自らの生涯と作品について語った本。インタビューアーのルイーゼ・リンザーはドイツの作家で、最初の夫ホルスト・ギュンター・シ…

クラングフォルム・ウィーンを聴きました

サントリーホール、2022.8.22 サントリホールのサマーフェスティバル2022にチューバ奏者坂本光太さんが出演するというので、聴きに行きました。出演されたのは最後のハースの曲だけでしたが、クラングフォルム・ウィーンという演奏団体は全く知らなかったの…

「おりおりの記」を読む

小学校の同級生の書いたものが同窓会幹事からまわってきた。終戦日にこのようなものを読むのは感慨深い。 おりおりの記:「海」と「人」を基軸に据えて「未来を拓く」|月刊資本市場(2021年7月号) https://www.camri.or.jp/files/libs/1641/202107120854218298…

アンサンブル・トーンシーク第1回演奏会

アンサンブル・トーンシーク第1回演奏会Ensemble Toneseek 第一回演奏会 ~ 夏の五重奏 ~日時: 8/4 (木) 開場18:30, 開演19:00 8/5 (金) 開場18:30, 開演19:00 ※両日同プログラム。会場:Tokyo Concerts Lab.「トーキョーコンサーツ・ラボ」 〒169-0051 東京…

若宮正子さんはどうしてデンマークへ行ったのか

ITエヴァンジェリストの若宮正子さんが、6月にデンマークを訪問した次第をFBに連載されているので、メモ。1:IT弱者がいない国といわれているデンマーク https://www.facebook.com/masako.wakamiya.5/posts/pfbid043aQ9AyXQ2Cwb4TsFpCPHa6rgMM8k2G6CTvm5Bf9M…

「夏休みに行きたいユニーク図書館」を聴く

NHKごごカフェ「夏休みに行きたいユニーク図書館」ARGの岡本真さんが出演されたラジオ番組をらじるらじるで視聴しました。【聴き逃し】火曜放送分を聴く ごごカフェ「2時台カフェトーク/夏休みに行きたいユニーク図書館」 7月12日(火)午後2:05放送 #radiru h…

海外図書館の日本古典籍コレクション

『書物学』第18巻勉誠出版発売の雑誌『書物学』第18巻は「蔵書はめぐる:海外図書館の日本古典籍コレクション」。特集の内容をメモしておきます。 書物学 = Bibliology / 勉誠 企画・編集. 18巻. 2020年7月. 98, 20p 内容 個人蔵書のゆくえ / 横山學…2 「東…

「ピアノとチューバによる室内楽の夕べ」2022.8.19

ピアノとチューバによる室内楽の夕べピアノとチューバによる室内楽の夕べ Kammermusikabend Ensemble Doch piano 杉山萌嘉 & tuba 坂本光太2022 8/19 fri. 19:00 start 18:30 open ロベルト・シューマン:アダージョとアレグロ Op. 70 カミーユ・サン=サー…

山崎佳代子と四元康祐

山崎佳代子『そこから青い闇がささやき』合唱作品の楽譜の目録をとっていて詩人の山崎佳代子を知りました。詩のテキストは『薔薇、見知らぬ国』という詩集からとられており、解説には「詩人の山崎佳代子はベオグラード在住。空爆下のベオグラードで、戦火に…

チューバで聞く音楽の4世紀

チューバで聞く音楽の4世紀 プログラムリーフレット2月に開催された坂本光太さんのチューバリサイタル、昼夜2公演のうち14時のほうに足を運びました。18世紀から21世紀まで各世紀の作品を4曲とりあげた意欲的なプログラムです。もっとも坂本さんによると現在…

高橋アキさん出演のNHK-FM「現代の音楽」

高橋アキ「季節外れのヴァレンタイン」のLPピアニスト高橋アキさんが2週連続でラジオに出演されるので、プログラムをコピーしておきました。手元にあるLP「季節はずれのヴァレンタイン」を聴きながら。■現代の音楽 ▽演奏家に聞く 高橋アキ(1) 2022年5月1…

『抵抗と適応のポリトナリテ』

田崎直美『抵抗と適応のポリトナリテ』占領下のフランスの音楽家たちの軌跡を追った労作。1939年第二次世界大戦勃発、1940年6月パリ陥落、7月ヴィシー政府成立。そして1944年8月パリ解放までの間の、ヴィシー政権下での音楽家たち。ヴィシー政府とは何か…

今橋映子『近代日本の美術思想:美術批評家岩村透とその時代』

今橋映子『近代日本の美術思想』比較文学・比較文化の研究者で東大教授今橋映子さんの『近代日本の美術思想:美術批評家岩村透とその時代. 上、下』(白水社、2021年)を手に取りました。上下2巻で本文1327ページ、巻末資料176ページ、合計1503ページの大著…

根来加奈ソプラノコンサート「the をんな」

根来加奈ソプラノコンサートソプラノ根来加奈さんのコンサート、当日は聴けなかったので配信チケットを購入して本日視聴しました。前半の日本歌曲は進行役の小野百音さんによる曲目紹介の後、根来さんが和服で登場。4曲それぞれに情感豊かに歌い上げられまし…

久能山東照宮~三保の松原2022

鮎沢PAよりのぞむ富士山 2022.1.12022年1月1日 6:45 目黒から薄明りの中を出発 6:53 池尻から首都高にはいる(3㎞) 6:55 日の出、しかしビルの谷間で太陽は拝めず。しばらく走ると朝日のあたって赤身を帯びた富士山が見えた。 6:58 用賀のあたり(8.9㎞…

ごろつく息:坂本光太x和田ながら

ごろつく息 2021.12.29東京コンサーツが主催する「態度と呼応のためのプラクティス」の第1回、「ごろつく息」を鑑賞してきた。旧知のチューバ奏者坂本光太が未知の演出家和田ながらとコラボしての公演、何が起こるか予想できなかったが、最後まで目と耳の離…

第一回 米田恵子国際作曲コンクール

TOKAS OPEN SITE 6 KYICC 2021 Committee「第一回 米田恵子国際作曲コンクール」 (TOKAS OPEN SITE 6|公募プログラム【パフォーマンス部門】) https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2021/20211211-7071.html想像上の人物、米田恵子を記念…