Kadoさんのブログ

日々のあれこれを綴ります

2017-01-01から1年間の記事一覧

今年のお節(2017年大晦日)

一の重:栗きんとん、黒豆、紅白蒲鉾、昆布巻き、伊達巻 二の重:酢だこ、コハダの粟漬け、小鯛の笹漬け、ローストビーフ、ブロッコリー 三の重:お煮しめ(里芋、手綱こんにゃく、ゴボウ、京人参、レンコン、干しシイタケ、きぬさや) 今年もお煮しめ以外は…

カズオ・イシグロの本

前々からエッセイなど読んで気になっていたカズオ・イシグロ、ノーベル文学賞をとって一気に話題になりましたが、小説を初めて読んでみました。まず『日の名残り』、そして『遠い山なみの光』。 1989年に出て英国ブッカー賞受賞の『日の名残り』は、貴族に仕…

ドイツの友人とトリスタン

書類の山を整理していたら出てきた手紙があり、思い出した2000年秋の出来事です。 ドイツの友人 / 門倉百合子 先日の昼下がり、Sさんと名乗る女性から電話がかかった。突然電話を入れた非礼を詫びた後、彼女はJ.マイヤーの友人の婚約者だと自己紹介した。J.…

茨城史料ネットの洗浄作業に参加

2017年9月14日(木)、茨城史料ネット主催の「関東・東北豪雨被災資料集中洗浄・修復作業」に参加した。豪雨といっても今年でなく2015年9月ので、被災した江戸時代からの民間文書が対象だった。会場は茨城大学水戸キャンパスなので、午前中品川から日暮里(9…

たからもの

退職に際していただいたもの 立派なアレンジメント、オレンジとピンク イタリア産の上等な赤ワイン 松徳硝子(株)製の「うすはり」ワイングラス タイガーの軽い真空マグボトル 絹こりこりタオル 泉屋タオル店特製エプロン(一句付) メッセージカード どれ…

大連演奏旅行余話

2017年9月、大連国際音楽倶楽部第23回演奏会に参加し、1日から5日まで大連へ旅行しました。今回私は5回目の参加で、現地の方々といっしょにチャイコフスキーの『悲愴』などを演奏してきました。毎年のことながら様々な困難を乗り越えての本番は、全員力を出…

三番瀬

1999年夏の思い出。インターネットはまだ広まってなくて、Wikipediaもなかった頃です。 三番瀬 / 門倉百合子 私:夏休みの自由研究、どうするの? 次男(5年生):またどっか遠くに行きたいな(去年は羽田まで自転車で往復した) 私:どっかいきたいとこある…

エリザベス・アボット『砂糖の歴史』

出版されてすぐ入手したものの読む機会を逸していたこの砂糖の本、奄美大島の歴史に触れてサトウキビに俄然興味がわき、一気に読んでしまいました。カナダの歴史学者が綴った紀元前から始まる甘味料の足跡ですが、本書の大半は大航海時代以降の奴隷制の歴史…

「発達障害をめぐる19の疑問」

児童精神科医の知人が雑誌に執筆。ジャパンマシニスト社の『Chio』(ち・お)という雑誌の114号(2017年1月)で、「発達障害をめぐる19の疑問」に6人の児童精神科医・心理士が答える特集です。目次は次の通りで、とてもわかりやすい内容でした。 特集・こど…

島尾敏雄と奄美図書館(続)

島尾敏雄とヤポネシアについて調べるために借りた本『島尾敏雄とミホ : 沖縄・九州』の中に、島尾と図書館に関する文が二つ載っていました。 作家活動と図書館運営 : 奄美大島における島尾敏雄の場合 / 早野喜久江 1.はじめに 2.島尾敏雄が目指した図書館 …

島尾敏雄と奄美図書館

小説家・島尾敏雄(1917-1986)は横浜生まれですが、戦時中特攻隊員として奄美諸島の加計呂麻島で出陣を待つ間に終戦となりました。島で出会ったミホと結婚し、神戸や東京での作家生活の後再び奄美に渡って約20年間暮らしました。その間1958年から1975年まで…