Kadoさんのブログ

日々のあれこれを綴ります

2014-01-01から1年間の記事一覧

今年のお節

一の重:栗きんとん、黒豆、伊達巻、蒲鉾、昆布巻き、たたきごぼう 二の重:酢だこ、紅白なます、カリフラワーとブロッコリーの酢の物 三の重:お煮しめ(里芋、手綱こんにゃく、ゴボウ、京人参、レンコン、干しシイタケ、きぬさや、高野豆腐) 家族はもうお…

築地市場見学記

12月22日月曜に築地の市場へ初めて行った。地下鉄大江戸線築地市場駅を出ると、すぐに築地市場正門がある。トラックが出入りする大きな入口。午前11時だったので中へ行く人よりも仕事を終えて出てくる人の方が多い感じだった。入り口に置かれた地図と注意書…

お祝い

今日は長男が婚姻届を出す日だった。今どきの若者は結婚式などしないらしい。しょうがないなあと思ったが、口出しすることもあるまいとだまっていた。セレモニーがないと感激も薄いものだ。3年前から家を出て別に住んでいるから、今日は顔を見ることもない。…

オランダの話

Forsightを開いてみたら、西川恵さんの記事が飛び込んできました。 オランダ新国王も引き継いだ「日蘭」恩讐を越える道 饗宴外交の舞台裏(197) オランダ新国王も引き継いだ「日蘭」恩讐を越える道|Foresight(フォーサイト)|会員制国際情報サイト 第二次…

中川ひろたかの本

子どもの歌のシンガー・ソングライター中川ひろたかさんの本。 『中川ひろたかグラフィティ:歌・子ども・絵本の25年』(旬報社、2003) 『ピーマンBOX:中川ひろたか博覧会』(講談社、2007) 最初の本は自伝的エッセー。本の間に2003年6月5日の東京新聞の…

イスラムについての本

本日8月24日(日)日本経済新聞読書欄コラム「今を読み解く」は、「溶解始まる中東の秩序:歴史探る深い思索必要」と題して次の書籍を紹介していた。中東で現在進行中の変化をとらえ、「こうした時代の根幹を揺るがすような動きを理解するために求められてい…

河合隼雄、柳田邦男、松居直の本

心理学者河合隼雄の本は、子どもたちが小さかった頃あれこれと読みました。岩波新書の『子どもの宇宙』は特に印象深く、「子どもと秘密」の章から『クローディアの秘密』を知り、世界が広がりました。子どもの頃読みたかったとつくづく思い、近くの中学での…

『薔薇の名前』と『百年の孤独』

ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』(河島英昭訳、東京創元社、1990)の上下2冊を読んだのは、手元の版が1991年のものなので、その頃であったらしいです。宗教論争に関する部分は難しくてほとんどお手上げでしたが、殺人事件の謎解きにはどんどん引き込まれ…

阿部謹也の本

阿部謹也(あべ・きんや、1935-2006)の本を初めて読んだのは『中世を旅する人びと』が最初だった。手元の本は1982年の15刷だが、「ティル・オイレンシュピーゲル」の章があるので、R.シュトラウスの同名の交響詩をそのころ演奏したことも、本を手に取った動…

佐藤優の本

これまでに読んだ佐藤優の本を出版年順にリストアップしておきます。どれも刺激的でしたが、『獄中記』が圧巻でした。 『国家の罠:外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、2005.03) 『自壊する帝国』(新潮社、2006.05) 『獄中記』(岩波書店、2006.1…

米原万里の本

ロシア語同時通訳者として名を馳せた米原万里(よねはら・まり、1950-2006)の本は何冊か読みましたが、手元にあったのは次の2冊。 『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、2001) 『打ちのめされるようなすごい本』(文芸春秋、2006) 真っ赤な表紙の…

ユン・チアンの本

夏休みに入り、蔵書を端から整理していると、ユン・チアンの本がでてきました。『ワイルド・スワン』と『マオ』、両方とも上下2巻ずつの大部の作品ですが、一気に読んだのを思い出しました。 『ワイルド・スワン』上・下(土屋京子訳、講談社、1993)は1996…

バランタイン

昨日、Ballantineのウイスキーをいただきました。写真を記念に載せておきます。バランタインの歴史はこちら。http://www.ballantines.ne.jp/heritage/history01.html

『図書館システム・パッケージ総覧』1984年版 目次

図書館システム・パッケージ総覧 1984年度調査 / 専門図書館協議会関東地区協議会編 東京 : 紀伊國屋書店, 1985.01 332p ; 26cm 注記: 定価: 3300円 ; ISBN: 4-87573-084-5 目次: ご挨拶 / 谷端政嗣 …… 1 まえがき / 坂口薫 …… 3 図書館システム研究会名簿 ……

自然教育園の自然

昨日目黒にある自然教育園を30年ぶりくらいに散策してきました。国際博物館の日ということで入場無料!新緑のうっそうとした木々に癒されてきました。 散策路の最初のあたりには、木々や草花に名札がつけられています。しばらくいくと「サルトリイバラ」を発…

中村哲『天、共に在り:アフガニスタン三十年の闘い』を読む

アフガニスタンで1600本の井戸を掘った医師として著名な中村哲(なかむら・てつ、1946~)さんの本。お名前は聞いていたが、読んでみて驚くことの連続だった。ひと月ほど前に、いくつかの精神的葛藤を抱えながら読了したが、極めて充実した読後感だった。 天…

『評伝野上弥生子』を読む

岩橋邦枝『評伝野上彌生子:迷路を抜けて森へ』(新潮社、2011)を読んだ。野上弥生子(1885-1985)は生涯現役の作家として長篇小説『迷路』(1948)、『秀吉と利休』(1964)、『森』(未完、1985)他多くの作品を残した。同じく小説家の岩橋邦枝(1934-)…

小山八幡神社の狛犬(その2)

↑本堂前の狛犬。台座には「昭和一三年九月」と読める。右の阿形は球を押さえ、左の吽形は子供を押さえている。 ↑本堂隣の稲荷神社の正面には、立派なしっぽの狐の一対あり。別角度からみるとやはり球と子供をかかえている。 ↓さらに内側には小さい狐が二対も…

3.11の記憶

ビオラ・ブログに3年前の3月19日に記入したエントリーをこちらにも載せておきます。この年の6月にiPhoneを買い、Facebookを始めました。2011年3月11日の記憶 午後2時46分か、地震発生。だんだんゆれが激しくなり、机の下にかくれる。こんなことをするのは生…

小山八幡神社の狛犬(その1)

裏参道入り口の狛犬(2014年3月3日撮影)上:「阿形(あぎょう)」の狛犬。左前脚の下に子どもを押さえている。「奉納」の「奉」の字の上。 下:「吽形(うんぎょう)」の狛犬。右前脚の下に球を押さえている。「奉納」の「納」の字の上。 台座:「大正〇年…

ウクライナ、東プロシア、ガンダム

ウクライナがニュースになっていますが、ウクライナというと『タラス・ブーリバ』を思い出します。17世紀の話ですが。また1月に読んだ東プロシアについての本も思い起こしました。人間はなぜ争うのか、という命題が重く心にのしかかります。息子の話を書き残…

追悼 河島正光先生

河島正光(まさてる)先生が1月11日に亡くなられた、という知らせを受けた。河島先生は私にとって忘れ得ぬ恩師であり、そのことを綴っておきたい。 1975年に私が慶應義塾大学文学部図書館・情報学科の3年に編入学した時、河島先生は兼任講師として参考調査法…

息子へ(2014-02-02)

この前はオイスターバーでご馳走してくれてありがとう。そのとき日経新聞を読んでいる話になりましたね。今日の朝刊は読みましたか。母さんは面白い記事をいくつも発見しました。 新聞はいつも後ろから読むのですが、まず「私の履歴書」の市川猿翁(三代目猿…

『文化を育むノルウェーの図書館』

オスロ大学図書館のマグヌスセン矢部さんが書いてらっしゃるので思わず読んでしまいました。マグヌスセンさんとは2006年のEAJRSヴェニスで知り合いました。そのときは日本の捕鯨に関する本がオスロにある、というお話をうかがった記憶があります。日本から遠…

鎌倉幸子『走れ!移動図書館:本でよりそう復興支援』を読む

2012年10月のライブラリーキャンプで知り合った鎌倉さんは、とびぬけてバイタリティーに溢れる人、という印象でした。今月でた鎌倉さんの本を読んだら、「人の心によりそう」ってこういうことなんだ、ということがよくわかりました。「いわてを走る移動図書…

ベートーヴェン『交響曲第九番』演奏歴

第九は何回か演奏したことがあります。最初は1973年12月、上智大学管弦楽団第20回演奏会でした。本番前の11月の大学祭の時、来日中のマエストロ・フォン・カラヤンが練習場に現れました。メンバーのチェリストK嬢が単独交渉して実現した出来事でした。マエス…

池内紀『消えた国 追われた人々』:東プロシアの旅

2日前の新聞で「ドイツのノーベル賞作家ギュンター・グラス氏、引退」という記事を読んだ。そのときはああそうかと思っただけだったが、たまたま昨日から読み始め今日読み終わった『消えた国追われた人々』は、まさにそのギュンター・グラス作品が出発点とな…

西垣通著『集合知とは何か』

西垣通著『集合知とは何か』を読む。基礎情報学の視点からネット時代の「知」のゆくえを見据えたもの。統計学や人工知能の話はちょっと難しかったが、いくつか興味深かったことをメモしておきたい。 著者は小説家平野啓一郎の『私とは何か』からの知見として…

ビオラブログについて

一昨日の夜に作曲家・今井重幸さんの訃報が入った。今井先生の作品展プログラムは内容が膨大だったので、まだビオラブログに掲載していなかった。昨日なんとかエントリーを作成して掲載。今朝は先生の作品演奏歴のエントリーを載せた。ブログの掲載は一日一…

『亡びゆく言語を話す最後の人々』

昨日読み終わった本、『亡びゆく言語を話す最後の人々』K・デイヴィッド・ハリソン著、川島満重子訳(原書房、2013)。ウィキペディアには250種類の言語の記事が書かれているそうだが、それは世界7000種類の言語のわずか3.6%に過ぎないそうだ。書き記す文…