日経書評で見た『映画を追え』は、日本の映画コレクターを取材した話というので興味をひかれ、図書館から借りてきました。日本映画のコレクターは皆あっけにとられるような人物で、それを追う著者とその仲間たちの執念の取材に驚きの連続でした。最後にロシアまで調査にでかけたというので、モスクワ近郊にあるゴスフィルモフォンドという国立映画保存所に興味を持ち、ウィキペディアの英語版から訳しておきました。
映画を追え：フィルムコレクタ―歴訪の旅 / 山根貞男
草思社、2023年2月
294p
目次：
序章…6
第1章 民間最大のフィルムアーカイブ（神戸映画資料館館長安井喜雄）…10
第2章 神出鬼没のフィルムコレクタ―（岡部純一）…30
第3章 フィルムコレクター歴訪 1988～92（古林義雄、池田彰宏、田渕宇一郎、高山益夫、長野徹、本間辰太郎、宮国登、藤田隆一、大橋正英）…58
第4章 映画はさまざまに蘇る（ニッポン・シネマ・クラシック、京都映画祭、おもちゃ映画ミュージアム）…124
第5章 生駒山麓の伝説のコレクター（安部善重）…144
第6章 ロシアへの旅（ゴスフィルモフォンド）…248
終章…280
