2009年に横須賀美術館で開催された展覧会のカタログに載っていた年譜から抜粋してみました。作品は最初のいくつかを掲載したもので、主要作品というわけではありません。
西暦 | 年譜 | 展覧会出品作品より |
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1924 | 5月24日愛知県に生まれる。父・山田台一は職業軍人。 | |
1942 | 東京府立第二高女卒業。 | |
1944 | 父が戦死、戸主となる。 | |
1947 | 東京音楽学校本科声楽部卒業。 | |
1948 | 作曲家芥川也寸志と結婚。長女出産。 | |
1950 | ロウケツ染を野口道方に、絵画を猪熊弦一郎の研究所に通って習い始める。 | |
1953 | 第17回新制作協会展に出品。 | 「自画像」 |
1954 | 第6回日本アンデパンダン展に出品。第4回モダンアート協会展に出品、新人賞受賞。初個展。女流七人展。夫と中国・ソ連・東欧を旅行、これをきっかけに民話をテーマに作品を手がける。 | 「窓」「立っている人」「変身」「女」「断層」「化石」 |
1955 | 第5回モダンアート展出品。次女出産。第7回アンデパンダン展出品。岡本太郎主宰「実験茶会」に招待される。第40回二科展岡本太郎室に出品し、特待賞受賞。第2回個展。 | 「女の扉」「四人」「「女I」「女II」「女B」「民話君不去入れする弟橘比売命」「イザナギノミコトの国造り」 |
1956 | 第1回4人展。岡本太郎主宰の現代芸術研究所メンバーが浴衣デザイン。二科春季展。第10回女流画家協会展。九人展。第4回平和美術展。第41回二科展。 | 「ヤリを射立てられた大ムカデ」「大木ニハサマレタ若い神」「神話 神々の誕生」「羅生門の鬼退治」 |
1957 | アートクラブ展。第3回個展。芥川と離婚。第11回女流画家協会展で船岡賞受賞。新鋭作家展。第9回日本アンデパンダン展。第42回二科展。 | 「古事記より」「大蟹譚」「喰う」 |
1958 | 二科春季展。第12回女流画家協会展。第43回二科展。二科落選五人展。 | 「トリ」「笑う」「太陽とマリオネット」 |
1959 | 第13回女流画家協会展。訪米し翌年までロサンゼルス、アートセンタースクールでグラフィックデザインを学ぶ。ロス・カウンティムージアム公募展入選。 | |
1960 | ニューヨーク着。第14回女流画家協会日米交歓展に在米出品者として参加。 | |
1961 | ニューヨーク、アートステューデントリーグのウィル・バーネット教室で油彩を学ぶ。 | |
1962 | 帰国。第4回個展に滞米中の作品を出品。 | |
1963 | 第17回女流画家協会展。建築家間所幸雄と結婚。 | 「黒いシェーブ」 |
1964 | 第18回女流画家協会展。 | 「赤と黒」 |
1965 | 第19回女流画家協会展。 | 「スフィンクス」 |
1966 | 1月31日病没。 |
出典:芥川沙織展. 横須賀美術館編. 横須賀美術館、一宮市三岸節子記念美術館、2009年. 111p. 展覧会カタログ ; 2009年2月14日-3月22日横須賀美術館、5月16日-6月21日一宮市三岸節子記念美術館