Kadoさんのブログ

日々のあれこれを綴ります

キューガーデンの展示

f:id:lucyblog:20211126182950j:plain
東京都庭園美術館入口

東京都庭園美術館で開催中の企画展「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」を観てきました。ロンドンにあるキューガーデンは、名前しか知らなかったのですが、1757年設立で王室御用達、英国東インド会社を通じて世界中から珍しい様々な植物を集めていたこと、植物と菌類の分野で世界をリードする研究機関であることなど、目を見開かされました。植物を精緻に描いたボタニカルアートは、現在でも研究者のために作成されていて、その様子も映像で見ることができました。植物の多様性を維持するために様々な取り組みを行っていることも紹介されました。映像で語られた、コロナ禍でその取り組みの重要性が増しているという担当者の言葉が印象的でした。
キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/210918-1128_TheRoyalBotanicGardensKew.html#exhibitionLink

植物園というとピッツバーグのフィップス温室を思い出します。こちらは鉄鋼業で栄えた街の労働者のために1893年に作られた、製鉄所の煙を遮る温室で、日曜日でも開館していました。実業家の仕事としてすばらしいと思います。
フィップス温室 - 渡米実業団が訪問したピッツバーグの今昔 (8)
https://tobira.hatenadiary.jp/entry/20120608/1339119786