ハーバード大学は「音楽」で人を育てる / 菅野恵理子
アルテスパブリッシング、2015
304p
https://artespublishing.com/shop/books/86559-125-5/
- 音楽はなによりもコミュニケーションである。コミュニケーションとは、感情と向き合うことであり、作曲家の意図、音楽の構造、ハーモニーといったさまざまなものとのコミュニケーションを意味する。(p102)
- アカデミックを学ぶとは、責任ある市民になること、世界に対する責任をもつこと。音楽は文化の一部であり、文化は世界の中心であること、それを維持していくこと。それにはどうしたらよいか考えること。(p103)
- New York Youth Symphonyのライブラリアンのこと。(p117)
- アメリカはやはり図書館がしっかりしていた。リンカーン・センターの図書館についてなど。(p166)
- フンボルト大学ベルリンについて(p222)
- 「音楽を学ぶ」は、音楽そのものをいかに学ぶか。「音楽で学ぶ」は、音楽を通して人間や世界をどう学ぶか、という考え方。(p253)
- これほど情報共有化が進むと、たんなる知識や情報の蓄積はさほど意味をもたなくなる。大事なのは、それらをどう活用して発信するかということだ。学術情報の入手・管理・研究の先鋒を担っているのは、大学図書館、美術館、博物館などの研究施設である。(p269)