Kadoさんのブログ

日々のあれこれを綴ります

第九を歌う

 ひょんなことからこの8月に第九を歌うことになりました。パートはソプラノ。オーケストラのビオラパートでは何回も弾いたことがあるのですが、歌うのは初めてです。4月から週一回の練習に通い出したところ、すばらしいヴォイストレーナーの方の指導にぞっこんな日々です。声を出すのはまず身体作りからとのことで、手足の運動、腹筋の運動、バランスをとる運動、のどの運動など、毎朝続けています。
 第九の本番は暗譜なので、ドイツ語の歌詞を覚えてみましたが、これは難なく行きそうと見当が付きました。それより先日マンツーマンのレッスンがあり、自分の欠点がよく見えてきました。つまりドイツ語を正しく発音する事より、正しい音程で声を響かせるのが私の課題。しかし朝早くは声が出ないので、休みの日は貴重な練習日です。で、今日は昔ならったドイツリートの歌集を引っ張り出して、2時間近くあれこれ歌ってみました。
 まずはシューベルトの『水車屋の娘』から。シューマンの『女の愛と生涯』も。声を出すうちに30年も前に受けたレッスンがだんだんよみがえってきました。同じ曲でも30年前と今では見える景色が違います。とても楽しい時間でした。
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